なぜ車オークション代行手数料の相場は異常に高いのか?

個人が車オークションで激安で車を落札したり、出品して高値売却できると思うとお得に感じます。

しかし、一般人は様々な参入障壁があり、車オークションでは悲惨なことに「車相場価格」よりも高値で入札し、結局損して失敗するのがザラです。

悲惨なことに「代行」で、丸投げするしかない上に、知識がない一般人はカワイソウなことに「失敗したことにすら気が付かない」ケースがあります。

また、車オークションに出品される車の約3割前後は落札されず、出品手数料だけ取られて終わるという悲惨な現実もあります。

このボッタクリ市場のカモになる前に「ノーリスク」で車を高く売る方法を知りましょう。

 

車オークション代行手数料相場

まず基本として安くても「3万円から5万円」出品手数料で取られます。落札する場合は、基本的に保証金が必要になります。

業者

出品代行手数料

保証金

申込料

A

39,800円~(売却代金で変動)

49,000円

1,000円

B

30,000円+成約料金が必要

8,000円

8,000円

※ 陸送料金は地域ごとに変動

落札したり、出品するだけで、これだけ車オークション代行手数料がかかります。しかも、これでもかなり安い方です。

とりあえず、出品して売れ残っても基本的に手数料はかかるのでご注意ください。

正直、車オークション代行手数料が「かなり高い」と感じられたと思います。入札する場合、かなりおいしい車を落札しないと採算が取れません。

また車をオークションに出品して売却する場合も、相当の高値売却が実現しなけば、採算が取れないということになります。

 

車オークションで損するのは一般人だけ

車オークションで損をするのは、代行サービスを利用する一般人だけの話です。

車買取業者などの法人は、余計な手数料はかかりませんので、車オークション市場は美味しいです。

法人は、1回のオークションで1台だけ出品したり、1台だけ落札するわけではなく、大量に数をこなすので、一定の失敗をしてもトータルで採算が取れます。少々の失敗は、コストの一部として許容できます。

しかし、一般人はたった1回の取引を「代行で丸投げ」し、勝負をかけることになるので、大量取引でリスクを吸収できる法人のように、車オークション市場を有利に活用できる可能性はさらに低くなります。

しかも、一般人は車オークション会場に立ち入りすらできません。これで、プロ相手のオークションでどうやって戦うのでしょうか?

 

車オークション代行が一般人に厳しい理由

まず、基礎知識として「一般人」は車オークション会場に入れません。

中には、「見れる」と宣伝している代行業者もありますが、「試乗」などは一切できず、実際の重要な部分は納車されるまで確認することができません。

車オークションでは、「出品票」と呼ばれる、車の状態を記入したシートがあり検査員が車をチェックし、査定のような評価を行います。

これは、走行距離、内装、外装で評価点を付ける方式になっています。これと、代行業者の情報を頼りに入札します。ちょっと直接下見できないのに、これでは情報が足りないと思いませんか?

また、入札しても人気車は競合が現れやすく競り合いになり価格が高騰します。それがオークションです。

一般人が「良い車」を、安く落札できることは非常に稀です。また購入後のトラブルのリスクも当然あり、一番痛いのは「試乗」できないことです。

また、落札後のキャンセルは一切できません。

さらに落札した側は、クレームを入れることができません。クレームできる期間が設定されていることが一般的で、その期間は「1週間前後」で通常は終了します。

しかも、ここらへんはオークション会場ごとにルールが異なります。

また、購入後の車の整備費用の保証もありません。

 

車オークションの出品売却も厳しい理由

また、車オークション代行業者を利用すると手数料が高いだけではなく、出品した場合の落札率は「6割~7割」という厳しい現実があります。

これは単純な話、出品した車の約3割が「入札なし」で終わります。

事前交渉で代行業者を見極めないと、最悪、「投げ売り価格」で愛車を手放す羽目になるのでご注意ください。
※ 危険な代行業者は「車の売り切り最低価格保証」などが明記されてません

車オークションから、車を落札する場合は特に「高級車が安く買える」と勘違いする人が多いです。しかし、一般人は基本的に、相場よりも高値づかみさせられる確率が高いのです。

基本として、車オークションは一般人に甘くないと考えてください。

 

車オークション代行が一般人に厳しい理由

 

まず、車オークション代行で車を「落札」しても、現在は「中古車相場が高騰した結果」かなり割高になっています。

以前は、クルマをかなり安く「落札」できたので、正直かなり美味しい市場でした。

しかし、現在は大手の中古車販売業者が全国に「強い販売網」を持っているので、安く買ったり、高く売ることが難しい状況になりました。

さらに中古車の海外需要も増えているので、穴場の車も含め「安く落札」する難易度が上がっています。

そして、現在は美味しい案件は「業者側がクローズで直接流した方が儲かります」ので、「一般人向けの情報としてほとんど表に出てこない」と考えてください。

冷静に考えればわかることですが、「利ざやが取れる車」は、そのままBtoBで企業同士で取引したほうが業者側もコストがかからず利益が安定します。

美味しい車は、業者が当然ながら直接入札します。

また、一般人が車オークションに参入する場合、中古車販売店や車買取専門店が競争相手になります。

ギリギリの目利きでプロがリスクを取って参入する市場です。美味しい情報は一般人に届くまえに「もぎ取られる」と考えてください。

また、一般の方は、そもそもオークション会場に入場できません。

代行業者が提供する資料だけが頼りになります。これでは、目利きもなにもあったものではありません。

一般人は、代行業者頼みの「くじ引き(運任せ)」状態ということです。

 

ヤフーオークションやメルカリの車出品

個人向けの車オークション市場として、ヤフーオークションやメルカリがあります。

個人出品でオークションに車を出して売る。または、個人で個人の車をオークションで落札することができます。

しかし、これも瑕疵担保責任が自己責任になり、落札後のクレームトラブルが後を絶たない状況です。

車オークションへの個人出品トラブル事例

特に、オークションに個人で自己責任で出品する側のトラブルが深刻です。こちらは、落札後のトラブルを避けるために、車の出品だけは特に避けるべきだと考えてください。

 

車オークション代行(売る)手数料相場

実は車をオークションに出品する場合も、同じように手数料からしてかなりの「割高感」があります。ネットで情報が瞬時に流通するようになったのも、その理由です。

また、車オークション代行で「個人が車を出品」する場合も「出品代行手数料」はかなり高目です。

故障に備えた「保険制度」などもありますが、瑕疵担保責任は「事実上無期限」ですので、個人が自己責任で出品するのはハイリスクです。

簡単に言うと「数年程度の保険オプション」などがあっても、個人売買同様のリスクがあると考えてください。

これは、車を買う場合も「目利きが効かない者ほど価値の低い車を購入する」リスクが高いということです。

 

中古車相場自体は高騰している

ただし、中古車相場は高騰気味ですので、車を売ると「高く売れやすい状況」になっているのは確かです。

しかし、車オークションでの落札率は「6割から7割」です。つまり、3割前後の出品者は「落札なし」で終了しています。

その場合、「出品手数料」だけかかってしまいます。

キャンペーン等で時々、出品手数料を無料にしている代行業者もあります。しかし、それ以外にも複数の手数料がかかります。

また、無料で何度も「再出品」できるわけはありません。都度都度、手数料は有料です。3割落札されないマーケットで、これは厳しいと思わないとするとカモにされると考えてください。

はっきり言ってしまいうと、車の出品も落札も、「代行しかない一般人」が利用するには、あまりに不利な条件が多すぎます。

※ 一般人は車オークション会場に入れません。そのため代行を利用するしかありません。しかし、代行手数料が高い&落札率は6割、7割です。つまり約3割は「入札なし」で終わります。

一般人が少しばかり得をしたいと手を出すには、「あまりに基礎条件が悪すぎる」というのが車オークション代行サービスへの率直な感想です。

結論として、一般の車オークションは、「法人業者の戦場」ですので、代行頼みの一般人が安易に参入することは、ただ単に損をするだけのリスクが高く、単純にまったくおすすめできません。

 

個人は個人向けの車オークションがおすすめ

そこで、一般の方には、個人向けの車オークションサービスを活用する方法がおすすめです。

日本全国の車業者だけのオークションに、個人なら「無料」で車を出品することができます。

個人で車を売る場合は、個人向け専用サービスを利用すると、全て無料で車を売ることができます。しかも、日本全国の車買取業者が参入するので高値売却が狙えます。

ヤフオクやメルカリなどの個人出品のような、素人に愛車を落札されて「後からクレーム」をつけられるなどの、余計なトラブルを抱えたり、名義変更が放置されるなどの心配もありません。

 

個人向け車オークション

個人が出品する車オークションサービスは、「ユーカーパック」と「楽天カーオークション(旧カープライス)」が有名です。

しかし、2018年12月時点において「楽天カーオークション(旧カープライス)」はオークション出品サービスが停止しています。また、楽天カーオークション(旧カープライス)の場合は落札時に「1万円」の手数料がかかります。

 

それに対し「ユーカーパック」は完全手数料無料、かつ2000社以上が提携している車オークション市場で高値売却が狙えます。

また万が一、オークションでの入札が振るわず「売切り価格未満(最低希望落札価格未満)」になってしまった場合でも、「再出品手数料」「キャンセル手数料」も含めて全て無料です。

ユーカーパック 流れ

ユーカーパックの流れ

 

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